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メサイアー悠久乃刻ー 感想

9/5 メサイアー悠久乃刻ー観てきました!

messiah-project.com

 

もう何がネタバレなのか分からないので、とにかく注意してください。

 

 

 

 

*****OK?*****

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか…久しぶりに爽やかな気分になれる舞台を観た。(いや全然爽やかな話じゃないんだけど)

第二世代はメリバかバッドエンドか、みたいなメサイアばかりだったのでこんなにスッキリと終わるとは思いませんでした。過去最大に過酷なことさせる、みたいな感じに言われてたので余計に怖かったんですよね。

 

とりあえず、生きててくれなんて贅沢言わないから有賀が自分で納得できる結末にしてくれ~~!ぐらいには覚悟決めていったので、見終わった後「おい……有賀。お前、良かったな……」と謎に上から目線の感想しか頭になかったです。

 

感想が全然まとまらないので、思ったこと書きます。汚い文章!

 

昔、鋼ノ章で混乱と衝撃で気が狂いそうになったのは私だけじゃないよね?!

 

鋼ノ章 | Messiah ー"メサイア" ただ一人の、俺の救い人ー

 

絶対私だけじゃない。どうしたって、鋼ノ章の記憶から抜け出せないっていう人。

それぐらい、あの時観たメサイアで打ちのめされた。

仲間はおろかメサイアの間宮にすら冷たい態度をとっていた有賀は、かつて人生観を変えるほどの「救い」をその身に受けていた。間宮によって。

きっと有賀と間宮は誰よりも強い絆で結ばれたメサイアになれる……と思ったのに、「裏切り」からそんな希望が崩壊した事実。間宮によって。

鋼ノ章は、個人的に最もifの気持ちが強く残った作品でした。仕方ないよ。だって死による無念は何よりも強烈に残ってしまうのだ……。

 

そして悠久乃刻。

本当に申し訳ない。今回の話を見るまで、私の中では有賀のメサイアはまだ「間宮」だった。いつき、本当にごめん。

どうしても有賀と間宮で卒業してほしかった。それは絶対に叶わないけど。有賀の救い人になるのは間宮だけなんだと思っていたかった。

だけど、今回のメサイアで「ああ、有賀のメサイアは加賀美いつきなんだ」と納得しました。いつきがメサイアで良かったよ。。

 

いつきの有賀への想いが「依存」なんだとしても、有賀をつなぎとめるにはそれぐらい有賀を強く見ていてくれる人の方が良いんだろうなあ。

間宮は「メサイアとして分かり合いたい」ぐらいのスタンスだったとして、いつきは「俺がお前のメサイアだ!!!」ぐらいのガツガツさ。もーすごい。すごい想いが重い。

 

 

今回の話では、有賀はまた大切な人を手にかけなくてはいけなかったし、仕方ないとはいえ仲間にも手にかけた。間宮の件を彷彿とさせる展開にずっと顔を歪めてた。辛い。

でもその分の辛さを乗り越えた2人に用意された結末は、誰よりも強く希望をもって迎えた「卒業」だったのではないでしょうか。

2人が今後どんな未来を生きようとも、サクラで得たものはこれから先もずっと変わらない。

 

 願わくば、未来の終わりに有賀・いつき・間宮の描いた夢がありますよう。